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語彙力がグンと伸びる!オープンクエスチョンで子どもの表現力を育てる3つのコツ

子どもの語彙力は日常の関わり方で大きく伸びます。オープンクエスチョンや言い換え表現など、家庭で今日からできる会話のコツを3つ紹介します。

1. はじめに

小学生になると、授業や友だちとの会話の中でスムーズに思いが伝わらない事が増えたり、家庭で子どもと話をすると話が嚙み合わない・会話がすぐ途切れてしまうことで語彙の少なさを感じることがあるかも知れません。しかし、語彙力は環境や経験によって大きく伸びるもの。小学生のうちに適切な方法で関わることでお子さんのことばの力をしっかり育てることができます。
今回は小学校のうちに語彙力を上げていく方法についてご紹介していきます。

2. 語彙力が上がることによるメリット

語彙が豊富になると、以下のようなメリットがあります。
・コミュニケーション能力が向上する:自分の気持ちや考えを適切に表現できるようになり、友だちとの会話が今以上にスムーズになります。
・学習の理解度が高まる:文章の意味を正しく理解し、スムーズな学習へとつなげることができます。国語だけでなく他の教科の成績アップも期待されます。
・自己肯定感が高まる:自分の意見をしっかり伝えられることで、自信につながります。

3. 語彙力が身につく、会話のコツ3選

①オープンクエスチョンを増やす
オープンクエスチョンとは、「はい・いいえ」で答えられない質問のことです。子どもの語彙力を伸ばすには、具体的な質問の仕方を工夫することが効果的です。

・「どうして?」「どんな?」を活用する
「今日の授業は何だった?」→「今日の授業は何が一番楽しかった?どうして?」

・選択肢を与えて考えさせる
「どんな本が好き?」→「冒険モノの本と乗り物の本、どっちが好き?理由は?」

・体験を振り返らせる
「今日の体験学習どうだった?」→「体験学習で一番楽しかったことはなに?どうしてそう思った?」

このように、オープンクエスチョンを意識的に取り入れることで、子どもの表現力や語彙力を自然に育むことができます。

②言い換え表現を取り入れる
「楽しかったね!」だけで終わらせず、「どう楽しかった?」「ワクワクした?ドキドキした?」と具体的な表現を増やすと、子どもの表現力がアップします。

③本の読み聞かせを続ける
小学生でも読み聞かせは効果的です。語彙の幅が広がるだけでなく、文章のリズムや構成の理解も深まります。読み聞かせでなくても本を読むなど、ことばに触れる機会をつくることが大切です。

4. まとめ

語彙力を伸ばすには、日常の中で楽しく言葉に触れることが大切です。ゲームや会話を通じて、楽しみながらお子さんが自然に新しい言葉を学べる環境を整えましょう。
ウォルトのことばアカデミーでは、オンラインの強みを活かしながら、一人一人の子どもが自分のペースで語彙を育んでいけるような支援方法を提案していきます。
子どもの「話したい」「伝えたい」をもっと伸ばしてあげたいと思った際には、ぜひ一度チェックされてみてください。