ことばの発達や療育に関する用語をわかりやすく解説しています。
子どもが特定の養育者との間に結ぶ情緒的な絆。安心の基盤となり、人とのやりとりやことばの育ちを支える土台になる。
子どもの発達やことばの状態を、検査・観察・聞き取りなどから総合的にとらえること。支援の方針づくりの出発点になる。
子どもの自発的な動きや発信を大人がよく見て受けとめ、それに応じることで、やりとりとことばを育てる関わりの方法。
運動・社会性・言語など複数の領域の発達を、おおまかに把握する発達スクリーニング。
行動の前後の環境を整え、望ましい行動を増やし、困りごとを減らしていく支援の考え方・方法。
「わんわん」「ぴょんぴょん」など音や様子を表すことば。発音しやすく印象に残りやすいため、初期のことばの獲得を助ける。
ことばが音の連なりでできていると気づき、音を取り出したり並べ替えたりできる力。しりとりができることが目安で、読み書きの基礎になる。
絵を指さす形で、聞いて分かることば(受容語彙)の発達を調べる検査。
話しことば以外の手段(絵カード・ジェスチャー・機器など)も使って、やりとりを支える考え方・方法。
全体の知的発達に大きな遅れはないのに、読み・書き・計算など特定の学習が著しく苦手な状態。現在は「限局性学習症」とも呼ぶ。
子どもが力を発揮しやすいよう、周囲の物・人・関わり方を整える支援。
聞こえや口の形に明らかな原因がないのに、特定の音が正しく言えない状態(例:「さかな」が「たかな」)。
音をくり返す・引き伸ばす・つまるなど、なめらかに話すことが難しい状態。小児期発症流暢症ともいう。
子どもと大人が同じ対象に注意を向け、気持ちを共有すること。指さしや視線で成り立ち、ことばが育つ大切な前段階。
生後2〜3か月ごろの「あー」「うー」といった穏やかな発声。喃語より前の、声を出す楽しみの芽生え。
「学習障害」の新しい診断名。読み・書き・計算など特定の学習に著しい困難がある状態。診断は医師が行う。
言語聴覚士などが、遊びや課題を通してことばの理解・表出・発音を育てる関わり。
ことば・聞こえ・飲み込みの専門職。評価や訓練・助言を行う国家資格者。診断は医師が行い、STは評価と支援を担う。
ことばの発達に明らかなつまずきがある状態の総称。
同年齢の子に比べ、ことばの理解や表出がゆっくりな状態。原因はさまざまで、背景の見極めが大切。
ことばの音をつくる口や舌の動きのこと。いわゆる「発音」。
どの音が、どのように発音できていないかを調べる検査。
いつ・どこで・何を・どれだけやるかを目で見て分かるよう整え、見通しを持ちやすくする工夫。
心理支援の国家資格者。発達や行動の相談、心理検査などを担う。
一人ひとりの実態に合わせて、目標と手立てを書いた計画。
その人が理解・使用できることばの総体。「語彙が増える」は、使える単語が増えること。
1歳半〜2歳ごろ、覚えることばが急に増えていく時期。
場面や相手に合わせてことばを使う力に関する領域。あいさつや会話のやりとりなど。
遊びや生活動作を通して、手先の操作や感覚・身体の使い方の発達を支える専門職。
「子ども・大人・もの」の三者でやりとりが成り立つ関係。共同注意の土台になる。
絵・写真・文字など目で見て分かる手がかりで、理解や見通しを助ける方法。
積み木を電話に見立てるなど、ものを別のものに見立てて遊ぶこと。ことばの土台となるイメージする力と関わる。
意味をもって使われる最初のことば。1歳前後が目安。
姿勢・運動、認知・適応、言語・社会の領域から、発達の状態を把握する代表的な発達検査。
子どもの心や発達の困りごとを診療し、必要に応じて診断を行う医師。
未就学の子どもが通い、遊びや療育を受ける福祉サービス。
療育の事業所で、支援計画づくりと全体の管理を担う専門職。
対人的なやりとりやこだわりなどに特性がみられる発達特性。診断は医師が行う。
ことばを聞いて理解する力。「理解言語」ともいい、表出より先に育つことが多い。
専門家が園や学校を訪れ、子どもへの関わり方を助言する仕組み。
詳しい検査が必要かどうかを、簡単な方法で広くふるい分けること。
福祉サービスの利用計画づくりや、関係機関との調整を担う専門職。
会話で「話す番」を交互に取り合う、やりとりのリズム。ことばが出る前のやりとり遊びでも育つ。
三語以上をつないで話す段階。
2歳から成人までを対象に、知的発達の水準を調べる代表的な知能検査。
21番染色体に関わる先天的な状態。発達はゆっくりなことが多い。
知的な発達と日常の適応が、年齢に比べ全般にゆっくりな状態。
考える力の発達の水準や、得意・不得意の傾向を調べる検査の総称。
不注意・多動・衝動性の特性がみられる発達特性。診断は医師が行う。
音や声が聞こえにくい状態。ことばの育ちに影響するため、早期の気づきが大切。
聞こえの程度や種類を調べる検査。
通常学級に在籍しながら、別の時間に個別・少人数で特別な指導を受ける場。
多くの子に共通してみられる、おおよその発達の道すじ。
自閉スペクトラム症の特性に合わせ、見通しや環境の構造化を重視する支援の考え方。
単語を文法的に正しく並べて文をつくる仕組み。
障がいのある子が、少人数で一人ひとりに合った指導を受ける学級。
障がいのある子の教育を専門に行う学校。
「ばばば」「だだだ」など、意味を伴わない発声。話しことばの準備段階。
聞こえにくさのこと。程度や種類があり、ことばの育ちに関わる。
「わんわん きた」のように、単語を二つつないで話す段階。1歳半〜2歳ごろ。
もともとの特性そのものではなく、周囲とのミスマッチや失敗体験の積み重ねから、自信の低下や情緒・行動の問題が二次的に生じること。
1歳6か月児健診・3歳児健診など、発達や健康を節目で確認する公的な健診。
見る・聞く・覚える・考えるなど、情報を取り入れて理解する働き。ことばの土台になる。
運動・認知・言語・社会性など、発達全体の様子を年齢に照らして把握する検査の総称。
生まれつきの脳の働き方の違いから、発達のしかたにかたよりがみられる状態の総称。ASD・ADHD・SLDなどを含む。
不器用さが目立ち、運動の習得が苦手な発達特性。
自治体や専門機関で、子どもの発達の心配を相談できる窓口。
相手のことばをそのままくり返す発話。発達の一時期にみられることもある。
家では話せるのに、園や学校など特定の場面では話せなくなる状態。本人の努力不足ではなく、不安が背景にある。
表情・視線・身ぶり・声の調子など、ことば以外で気持ちを伝え合うやりとり。
自分の思いをことばや身ぶりで表す力。理解より遅れて育つことが多い。
保護者が子どもへの関わり方や褒め方を学び、家庭での関わりに生かすプログラム。
子どもの育ちと生活を支える専門職。日常の中で発達を見守り支える。
就学した子どもが放課後や休日に通い、療育や活動を受ける福祉サービス。
健診や相談を通じて、子育てと健康を支える専門職。
身ぶり(サイン)と絵・ことばを組み合わせて、やりとりを育てる方法。
ものを別のものに見立てて遊ぶこと(象徴遊びとほぼ同じ)。イメージやことばの力を育てる。
大人の動きや声をまねること。学びとことばの獲得の入り口になる。
指で対象を示す動き。要求や「見て」の共有を表し、ことばの前段階として重要。
すぐに支援や検査をせず、しばらく発達の様子を見守る対応。「何もしない」ではなく、家庭での関わりや気づきが大切。
聞いて理解することばの力(受容言語と同じ)。
姿勢や運動など、からだの大きな動きの発達を支える専門職。
ことばをなめらかに話せること。吃音は、この流暢性に困難がある状態。
心理に関する資格をもつ専門職。発達相談や心理検査を担う。
発達に心配のある子どもに、遊びや活動を通して育ちと生活を支える関わり。
知的発達症のある人が、福祉サービスを受けやすくするための手帳。
保護者の記入で、運動・言語・社会性など幅広い発達を確認できる検査。
ことばの理解・表出・コミュニケーションの発達を、年齢に照らして評価する検査。
1歳半ごろに自閉スペクトラム症の傾向を、保護者への質問で簡易に確認するスクリーニング。診断ではなく気づきのための道具。
絵カードを相手に渡してやりとりする、要求や会話を育てる方法。
ことばを記号として理解・表出する段階を評価し、支援の方針づくりに用いる検査。
5〜16歳が対象の代表的な知能検査。得意・不得意の傾向(凸凹)を把握するために使われ、主に心理職が実施する。
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