用語集

ことばの発達や療育に関する用語をわかりやすく解説しています。

カテゴリ一覧

あ行

愛着発達に関する用語

子どもが特定の養育者との間に結ぶ情緒的な絆。安心の基盤となり、人とのやりとりやことばの育ちを支える土台になる。

アセスメント検査・評価・支援方法の名称

子どもの発達やことばの状態を、検査・観察・聞き取りなどから総合的にとらえること。支援の方針づくりの出発点になる。

インリアル・アプローチ検査・評価・支援方法の名称

子どもの自発的な動きや発信を大人がよく見て受けとめ、それに応じることで、やりとりとことばを育てる関わりの方法。

遠城寺式・発達検査検査・評価・支援方法の名称

運動・社会性・言語など複数の領域の発達を、おおまかに把握する発達スクリーニング。

応用行動分析(ABA)検査・評価・支援方法の名称

行動の前後の環境を整え、望ましい行動を増やし、困りごとを減らしていく支援の考え方・方法。

オノマトペ発達に関する用語

「わんわん」「ぴょんぴょん」など音や様子を表すことば。発音しやすく印象に残りやすいため、初期のことばの獲得を助ける。

音韻意識発達に関する用語

ことばが音の連なりでできていると気づき、音を取り出したり並べ替えたりできる力。しりとりができることが目安で、読み書きの基礎になる。

か行

絵画語い発達検査(PVT-R)検査・評価・支援方法の名称

絵を指さす形で、聞いて分かることば(受容語彙)の発達を調べる検査。

拡大・代替コミュニケーション(AAC)検査・評価・支援方法の名称

話しことば以外の手段(絵カード・ジェスチャー・機器など)も使って、やりとりを支える考え方・方法。

学習障害(LD)症状・障がいの種類

全体の知的発達に大きな遅れはないのに、読み・書き・計算など特定の学習が著しく苦手な状態。現在は「限局性学習症」とも呼ぶ。

環境調整検査・評価・支援方法の名称

子どもが力を発揮しやすいよう、周囲の物・人・関わり方を整える支援。

機能性構音障害症状・障がいの種類

聞こえや口の形に明らかな原因がないのに、特定の音が正しく言えない状態(例:「さかな」が「たかな」)。

吃音症状・障がいの種類

音をくり返す・引き伸ばす・つまるなど、なめらかに話すことが難しい状態。小児期発症流暢症ともいう。

共同注意発達に関する用語

子どもと大人が同じ対象に注意を向け、気持ちを共有すること。指さしや視線で成り立ち、ことばが育つ大切な前段階。

クーイング発達に関する用語

生後2〜3か月ごろの「あー」「うー」といった穏やかな発声。喃語より前の、声を出す楽しみの芽生え。

限局性学習症(SLD)症状・障がいの種類

「学習障害」の新しい診断名。読み・書き・計算など特定の学習に著しい困難がある状態。診断は医師が行う。

言語訓練・言語指導検査・評価・支援方法の名称

言語聴覚士などが、遊びや課題を通してことばの理解・表出・発音を育てる関わり。

言語聴覚士(ST)専門家・支援の種類

ことば・聞こえ・飲み込みの専門職。評価や訓練・助言を行う国家資格者。診断は医師が行い、STは評価と支援を担う。

言語発達障害症状・障がいの種類

ことばの発達に明らかなつまずきがある状態の総称。

言語発達遅滞症状・障がいの種類

同年齢の子に比べ、ことばの理解や表出がゆっくりな状態。原因はさまざまで、背景の見極めが大切。

構音発達に関する用語

ことばの音をつくる口や舌の動きのこと。いわゆる「発音」。

構音検査検査・評価・支援方法の名称

どの音が、どのように発音できていないかを調べる検査。

構造化検査・評価・支援方法の名称

いつ・どこで・何を・どれだけやるかを目で見て分かるよう整え、見通しを持ちやすくする工夫。

公認心理師専門家・支援の種類

心理支援の国家資格者。発達や行動の相談、心理検査などを担う。

個別の指導計画検査・評価・支援方法の名称

一人ひとりの実態に合わせて、目標と手立てを書いた計画。

語彙発達に関する用語

その人が理解・使用できることばの総体。「語彙が増える」は、使える単語が増えること。

語彙爆発発達に関する用語

1歳半〜2歳ごろ、覚えることばが急に増えていく時期。

語用論発達に関する用語

場面や相手に合わせてことばを使う力に関する領域。あいさつや会話のやりとりなど。

さ行

作業療法士(OT)専門家・支援の種類

遊びや生活動作を通して、手先の操作や感覚・身体の使い方の発達を支える専門職。

三項関係発達に関する用語

「子ども・大人・もの」の三者でやりとりが成り立つ関係。共同注意の土台になる。

視覚支援検査・評価・支援方法の名称

絵・写真・文字など目で見て分かる手がかりで、理解や見通しを助ける方法。

象徴遊び発達に関する用語

積み木を電話に見立てるなど、ものを別のものに見立てて遊ぶこと。ことばの土台となるイメージする力と関わる。

始語・初語発達に関する用語

意味をもって使われる最初のことば。1歳前後が目安。

新版K式発達検査検査・評価・支援方法の名称

姿勢・運動、認知・適応、言語・社会の領域から、発達の状態を把握する代表的な発達検査。

児童精神科医専門家・支援の種類

子どもの心や発達の困りごとを診療し、必要に応じて診断を行う医師。

児童発達支援専門家・支援の種類

未就学の子どもが通い、遊びや療育を受ける福祉サービス。

児童発達支援管理責任者専門家・支援の種類

療育の事業所で、支援計画づくりと全体の管理を担う専門職。

自閉スペクトラム症(ASD)症状・障がいの種類

対人的なやりとりやこだわりなどに特性がみられる発達特性。診断は医師が行う。

受容言語発達に関する用語

ことばを聞いて理解する力。「理解言語」ともいい、表出より先に育つことが多い。

巡回相談専門家・支援の種類

専門家が園や学校を訪れ、子どもへの関わり方を助言する仕組み。

スクリーニング検査・評価・支援方法の名称

詳しい検査が必要かどうかを、簡単な方法で広くふるい分けること。

相談支援専門員専門家・支援の種類

福祉サービスの利用計画づくりや、関係機関との調整を担う専門職。

た行

ターンテイキング発達に関する用語

会話で「話す番」を交互に取り合う、やりとりのリズム。ことばが出る前のやりとり遊びでも育つ。

多語文発達に関する用語

三語以上をつないで話す段階。

田中ビネー知能検査検査・評価・支援方法の名称

2歳から成人までを対象に、知的発達の水準を調べる代表的な知能検査。

ダウン症候群症状・障がいの種類

21番染色体に関わる先天的な状態。発達はゆっくりなことが多い。

知的発達症・知的障害症状・障がいの種類

知的な発達と日常の適応が、年齢に比べ全般にゆっくりな状態。

知能検査検査・評価・支援方法の名称

考える力の発達の水準や、得意・不得意の傾向を調べる検査の総称。

注意欠如・多動症(ADHD)症状・障がいの種類

不注意・多動・衝動性の特性がみられる発達特性。診断は医師が行う。

聴覚障害症状・障がいの種類

音や声が聞こえにくい状態。ことばの育ちに影響するため、早期の気づきが大切。

聴力検査検査・評価・支援方法の名称

聞こえの程度や種類を調べる検査。

通級指導教室専門家・支援の種類

通常学級に在籍しながら、別の時間に個別・少人数で特別な指導を受ける場。

定型発達発達に関する用語

多くの子に共通してみられる、おおよその発達の道すじ。

TEACCH検査・評価・支援方法の名称

自閉スペクトラム症の特性に合わせ、見通しや環境の構造化を重視する支援の考え方。

統語発達に関する用語

単語を文法的に正しく並べて文をつくる仕組み。

特別支援学級専門家・支援の種類

障がいのある子が、少人数で一人ひとりに合った指導を受ける学級。

特別支援学校専門家・支援の種類

障がいのある子の教育を専門に行う学校。

な行

喃語発達に関する用語

「ばばば」「だだだ」など、意味を伴わない発声。話しことばの準備段階。

難聴症状・障がいの種類

聞こえにくさのこと。程度や種類があり、ことばの育ちに関わる。

二語文発達に関する用語

「わんわん きた」のように、単語を二つつないで話す段階。1歳半〜2歳ごろ。

二次障害症状・障がいの種類

もともとの特性そのものではなく、周囲とのミスマッチや失敗体験の積み重ねから、自信の低下や情緒・行動の問題が二次的に生じること。

乳幼児健診検査・評価・支援方法の名称

1歳6か月児健診・3歳児健診など、発達や健康を節目で確認する公的な健診。

認知発達に関する用語

見る・聞く・覚える・考えるなど、情報を取り入れて理解する働き。ことばの土台になる。

は行

発達検査検査・評価・支援方法の名称

運動・認知・言語・社会性など、発達全体の様子を年齢に照らして把握する検査の総称。

発達障害症状・障がいの種類

生まれつきの脳の働き方の違いから、発達のしかたにかたよりがみられる状態の総称。ASD・ADHD・SLDなどを含む。

発達性協調運動症(DCD)症状・障がいの種類

不器用さが目立ち、運動の習得が苦手な発達特性。

発達相談専門家・支援の種類

自治体や専門機関で、子どもの発達の心配を相談できる窓口。

反響言語(エコラリア)発達に関する用語

相手のことばをそのままくり返す発話。発達の一時期にみられることもある。

場面緘黙・選択性緘黙症状・障がいの種類

家では話せるのに、園や学校など特定の場面では話せなくなる状態。本人の努力不足ではなく、不安が背景にある。

非言語コミュニケーション発達に関する用語

表情・視線・身ぶり・声の調子など、ことば以外で気持ちを伝え合うやりとり。

表出言語発達に関する用語

自分の思いをことばや身ぶりで表す力。理解より遅れて育つことが多い。

ペアレントトレーニング検査・評価・支援方法の名称

保護者が子どもへの関わり方や褒め方を学び、家庭での関わりに生かすプログラム。

保育士専門家・支援の種類

子どもの育ちと生活を支える専門職。日常の中で発達を見守り支える。

放課後等デイサービス専門家・支援の種類

就学した子どもが放課後や休日に通い、療育や活動を受ける福祉サービス。

保健師専門家・支援の種類

健診や相談を通じて、子育てと健康を支える専門職。

ま行

マカトン法検査・評価・支援方法の名称

身ぶり(サイン)と絵・ことばを組み合わせて、やりとりを育てる方法。

見立て遊び発達に関する用語

ものを別のものに見立てて遊ぶこと(象徴遊びとほぼ同じ)。イメージやことばの力を育てる。

模倣発達に関する用語

大人の動きや声をまねること。学びとことばの獲得の入り口になる。

や行

指さし発達に関する用語

指で対象を示す動き。要求や「見て」の共有を表し、ことばの前段階として重要。

様子見・経過観察発達に関する用語

すぐに支援や検査をせず、しばらく発達の様子を見守る対応。「何もしない」ではなく、家庭での関わりや気づきが大切。

ら行

理解言語発達に関する用語

聞いて理解することばの力(受容言語と同じ)。

理学療法士(PT)専門家・支援の種類

姿勢や運動など、からだの大きな動きの発達を支える専門職。

流暢性発達に関する用語

ことばをなめらかに話せること。吃音は、この流暢性に困難がある状態。

臨床心理士専門家・支援の種類

心理に関する資格をもつ専門職。発達相談や心理検査を担う。

療育専門家・支援の種類

発達に心配のある子どもに、遊びや活動を通して育ちと生活を支える関わり。

療育手帳専門家・支援の種類

知的発達症のある人が、福祉サービスを受けやすくするための手帳。

A~Z

KIDS乳幼児発達スケール検査・評価・支援方法の名称

保護者の記入で、運動・言語・社会性など幅広い発達を確認できる検査。

LCスケール検査・評価・支援方法の名称

ことばの理解・表出・コミュニケーションの発達を、年齢に照らして評価する検査。

M-CHAT検査・評価・支援方法の名称

1歳半ごろに自閉スペクトラム症の傾向を、保護者への質問で簡易に確認するスクリーニング。診断ではなく気づきのための道具。

PECS検査・評価・支援方法の名称

絵カードを相手に渡してやりとりする、要求や会話を育てる方法。

S-S法〈国リハ式〉言語発達遅滞検査検査・評価・支援方法の名称

ことばを記号として理解・表出する段階を評価し、支援の方針づくりに用いる検査。

WISC検査・評価・支援方法の名称

5〜16歳が対象の代表的な知能検査。得意・不得意の傾向(凸凹)を把握するために使われ、主に心理職が実施する。

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